企画:サンライズ/原作:矢立肇・富野由悠季/監督:水島精二/シリーズ構成:黒田洋介
発売予定 2009.2.20
ガンダムを全く知らない、雑誌での予習もしてない管理人の、
素人目線感想です。 台詞から全体の流れを見てみよう、という感じで書き連ねてます。
⇒『機動戦士ガンダム00』 感想一覧はこちら
♯24 『BEYOND』
『この光は、きっと、刹那の戦いの光…。 ――命の、輝き』
台詞の力がいつも以上に強くて、誰かの言葉が誰かの心に確実に届いているのが、すごく良かったです。 ちゃんと響いてる、ちゃんと届いてる。 今までずっと描いてきた「対話」というものが、やっとなされたことが、もの凄く嬉しいです。 刹那の光が後押しした場で、少しずつ対人関係の緊張の糸が解れ、新たな絆が紡がれていく様子に、とてもドキドキした回でしたw
クライマックスここに来たれり!!と感慨深いものもあるんですけど、それ以上に、今回ティエリアの身に起きた出来事が
侍改さんの予想通りだったという事実に、めちゃめちゃドキドキしました(笑)。 凄い、カンペキだよ!! 実は侍改さんって純粋種のイノベイターなんじゃないかと思いました(ぇ。 そして、あまりにも出番の少ないマリナ様にも、別の意味でドキドキです!!(泣) え、出番、まだまだまだまだあるよね…!!!!?
『違う、僕たちはイノベイターではない。 僕たちは、イノベイターの出現を促すために人造的に生み出された存在、イノベイドだ』 (ティエリア・アーデ)
そうだったのか…(←素でそう思った)。 この後、リボンズも特に否定しないことから、その事実を分かった上で自分たちをイノベイターと称していたリボンズの、捻れたプライドが窺えますね。 何度か書いてきた通り、私は、イノベイターと称して人間を見下ろしている彼らの方こそ「人間くさい」存在だと感じてたけど、この一連のシーンでその想いはますます強くなりました。 要するに、生物間でどっちが上とか下だとかっていうのは、意味のない強がりなんだと思います。 とりあえず、この台詞が「生きている」ティエリアのほぼ最期の台詞だという重みが…。
『言ったはずだよ? 僕はイノベイターをも超える存在だと。 ヴェーダは渡さない。 そうさ、人類を導くのは、この僕だ』 (リボンズ・アルマーク)
ティエリアーっ!! いや、何ていうか、額を撃ち抜かれるまでくるくると何度も撃たれるのが、弄ばれているようでめちゃめちゃ哀しかった…。 多分、ティエリア的には初めからヴェーダとリンクするために命を散らす覚悟だったとは思うんだけど…分かってても……あぁぁぁ(泣)。
・『――みんなの命が消えていく…!! そんなこと、させるかぁぁぁ!!!』
・『そうだ、未来を創るために、俺たちは、変わるんだぁ!!』
(刹那・F・セイエイ)
刹那の絶叫に呼応するように広がるGN粒子の美しさ、力強さ。 めっちゃ燃えました!! ここに至るまでに、刹那とガンダムには、「みんな」の声が届いてるんですよね。 対話をするには分かり合わないと。 分かり合うためには、相手の話を、気持ちを、ちゃんと聞かないと。
…「真のイノベイター」として覚醒した刹那の耳にみんなの声が届いた描写は、その想いをよく表現してて、好きなシーンです。 ちゃんと「俺たち」って言ってるのも嬉しいしねw
『武器を捨てて投降するんだ。 …悪いようにはしない』 (ビリー・カタギリ)
愛する女性に銃を突きつけておきながら、この期に及んで「悪いようにはしない」って!!(笑) 充分してますからー。 思わず笑ってしまいましたよ。 何かもう、自分でも何をしてるのかよく分かっていない状態なんだろうなぁということだけは伝わってきました。 頑張れ、私が
♯23の感想で助言した「大好きだって言っちゃえ!!」という素敵アドバイスまで、あと一歩だ!!(笑)
『ごめんなさい、ビリー。 あなたの気持ちを知っていながら、それに甘えて…』 (スメラギ・李・ノリエガ)
『や、やめろ……そんなんじゃない…!!』 (ビリー・カタギリ)
『……(歩み寄る)』
『僕は…恒久平和実現のために…』
『……(歩み寄る)』
『そのために戦うと決めたんだ!! 君と…!! 君を…僕は……ずっと……っ!!』
『……』
『僕は……ずっと君のことが好きだった……』
はい、よく出来ました(笑)。 というか、
ここで「歩み寄る」スメラギさんの姿は、まさに「対話」の象徴のような気がするんですよね。 自分に向けて銃を構える相手に、言葉だけではなく身体的距離も縮める行為は、建て前だけではない何かを訴えてきました。 ちょっと弱い自分を曝け出すことで、ビリー自身が目を逸らしてきた自分の感情とも向き合えたこと、とても嬉しかったです。
『自分のことを分かって欲しいなら、何故大佐のことを分かってあげようとしなかったの…? きっと大佐は、あなたのことを想ってくれてたはずよ?』
『ならどうして、あの時何も言ってくれなかったんだっ!? 言ってくれなきゃ、何も分からないじゃないか…!! 言ってくれじゃきゃ…!!!!』(アンドレイ・スミルノフ)
大佐のことを語る切なる想いは、ソーマ・ピーリスとしてのもの。 けれど、考え方や喋り方は、マリー・パーファシーとしてのもの。 そして、そのどちらも「彼女」のものになった瞬間だったと思います。 マリーさん、めっちゃキレイだったよ…!! マリーは能動的に「対話」をし、アンドレイは大佐を相手にしてもマリーを相手にしても、「言ってくれなきゃ分からない」と、受動的な「対話」しか出来ていない。 でも、そんな自分にやっと気づいたという慟哭には、ちょっと鳥肌がたちましたよ。 小笠原さんも白鳥さんも、素晴らしい演技でしたっ!!
『沙慈…。 私、もう…!!』 (ルイス・ハレヴィ)
『何も言わなくていいさ……分かってる』 (沙慈・クロスロード)
アンドレイとは対照的に、「言わなくても分かってる」と言える沙慈は、本当にカッコよくなりましたよね…!! 私は正直、沙慈が「分かっている」のはルイスの心情のことだけだと思ってます。 二人を取巻く状況とか、
『過去に犯した過ちを自分たちで払拭しなくちゃ(byスメラギさん)』的なことまでは、今は考え至ってないような気がする。 でも多分、今だけは、それで良いのだと思います。 二人だけの「心の光」を見つけあうのも大切だよねw
『何なんだ、お前はっ!?』 (ライル・ディランディ)
『オレは、オレだぁ!!』 (アリー・アル・サーシェス)
刹那たちが「変わらなきゃ」を絶賛推進中にも拘らず、
一方で『オレはオレだ』と無変化なままのサーシェス、という構図が分かりやすい一言でした。 この後、銃を下ろそうとしたライルを振り返って殺そうとするシーンなんかも、あぁこの人1ミリも変わってないんだなって。 多分、幼い刹那たちを嗾けてテロをしてた頃から、何にも。 死ぬ瞬間まで、殺し合いが出来て、彼的には幸せだったんだろうなぁ。 それも悔しいけど(笑)、彼らしいです。
『アニュー。 お前のおかげで、人と人が解りあう世界も不可能じゃないって思えたんだ。 だから、世界から疎まれても、咎めを受けようとも、オレは戦う。 ――CBの、ガンダムマイスターとして…!!』 (ロックオン・ストラトス)
ライル→ロックオンという構図が確定した場面でした。 うん、分かる。 分かるけど、アニューは最期のシーン以外あまり描かれなかったので、想い入れに欠けるのも事実なんですよね…。 それでも、「ライル」の口から『CBのガンダムマイスターとして!!』なんて言葉が聞けたのは、やっぱりイイですね!! ちょっと燃えました!! さすがにマイスターの自覚を一度も持たないまま最終回は哀しすぎるものー(笑)。
『セ、セラフィム、トライアルフィールドを発生させたです!!』 (ミレイナ・ヴァスティ)
来たっ!! 忘れかけてたトライアルフィールド設定、やっと来たっ!!(ぇ) ナドレの後継機としてのセラフィムにその機能がない訳ないので、密かに待ってたのだけど…ティエリアがいないのはやっぱり寂しいです…。
『ティエリア・アーデ!? ――仇は、討つ!!』 (刹那・F・セイエイ)
『勝手に殺してもらっては困るな』 (ティエリア・アーデ)
な、何て仲良しさんな会話なのっ!!(笑) 真っ直ぐにティエリアの死を悼む刹那も、そして、そんな刹那が『どこにいる!?』と慌てるのを楽しんでそうな(笑)ティエリアも、こんなに立派に「仲間」になれたんだと思うと、そこはとても嬉しくて仕方ないです。 もっとこういう場面が見たいのになぁ…。
『人類は変わらなければ未来を継ぐことは出来ない。 いずれ巡りあう意思との対話に備えるためにも、そのためにも僕たちは……』 (ティエリア・アーデ)
『――分かり合う必要がある』 (刹那・F・セイエイ)
ここで刹那が「分かり合う必要がある」と言ってるけど、刹那に最初にその解を与えたのは、
♯15『反抗の凱歌』のマリナ様でした。 曰く、『解り合うためには、互いを知ることから始めないと』。 あの時、刹那とマリナ様は、確かに少し分かり合うことが出来たんですよね。 それからの刹那に、相手の目を見る描写が増えたこと、そして、少しずつみんなと分かり合おうとしてきたことが、結局はイオリアの理念そのものだったということですね。 第1期前半の頃は、刹那とティエリアがこうやって二人で話せる日が来るとは、思えなかったもの。 少しずつ、未来を継いでいけているんだ…!!
●今日のあの方
いませんでしたー。 で、出番間に合うっ!?
・次回感想
⇒♯25 『再生』
・前回感想
⇒♯23 『命の華』
・感想一覧
⇒『機動戦士ガンダム00』の感想
・公式サイト
⇒『サンライズ 機動戦士ガンダム00』
ファーストシーズンと同じように最終回に向けてアッチェランドするかのように物語をテンポよく進めて盛り上がっていくのはいいのですが、最初っからダブルオーライザーでGN粒子撒いときゃええやん、と言いたくなる展開もどうかなぁ・・・みたいな。
もちろん容易くでき... [Read More]